第669回年末ジャンボ宝くじのユニット増刷と総売り上げ

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第669回年末ジャンボ宝くじの“ユニット増刷”について

 
「年末ジャンボ」と「年末ジャンボミニ」のユニット数は?

1等前後賞合わせて7億円の「年末ジャンボ宝くじ」と、1等7,000万円の「年末ジャンボミニ」が、2014年12月31日(水曜日)大晦日に抽せんされました。

 

昨年に引き続き、史上最高額となる超高額賞金で、日本一の高額当せん売り場の大阪駅前第4ビル特設売場では最終日に長蛇の列ができ、宝くじファンの7億円ジャンボへの期待感を感じずにはいられませんでした。

 

また、本年から米倉涼子さんと原田泰造さんの年末ジャンボ宝くじCMが話題となり(話題となったのは織田信成さんですが・・・)、売り上げに大きく貢献したと感じていました。

 

では、実数値として、本当に2014年大晦日の年末ジャンボ宝くじは売り上げが伸びたのでしょうか?

 

結論から言えば、今回の「年末ジャンボ(第669回全国自治宝くじ)」では、全国で1等輩出本数が37本(前後賞74本)でした。

 

この数字は、事前に予定ユニット数を確認していたアナタなら、かなり少ない発行数だと思われるでしょう。
なぜならば、今回の年末ジャンボ宝くじは、予定ユニット発行数が49ユニットだったからです。
予定ユニット数は49ユニットだったが・・・

 

第669回年末ジャンボ宝くじでは、予定ユニット数49ユニットより12ユニット分も少ない37ユニット分の1等本数。

 

しかし、37本の1等が出ているので、37ユニット分ギリギリに発行しているわけではないので、当サイトの試算データでは、実際は39ユニットの発行だと思われます。
※39ユニットすべては売り切っていません。

2014年 第669回全国自治宝くじ年末ジャンボ

ユニット数/売り上げ/比率

販売実績

約1,170億円(前年比率:86.7%)

目標ユニット数(売り上げ)

49ユニット(1,470億円)

実際のユニット数(ユニット)

39ユニット(1,170億円)

達成率

79.6%

つまり、約1,170億円(39ユニット分すべてを売り切ったベースでの算出)なので、達成率は79.6%と最悪な結果に終わった模様です。
昨年は45ユニット(予定ユニット数は60ユニット)で約1,350億円だったので、売り上げの下落が止まりません。

 

サマージャンボ宝くじなどの販売実績も年々右肩下がりで、高額賞金化を実施しているにも関わらず結果が出ません。

 

昨年ほどではなかった“年末ジャンボミニ7000万”

一方、併売宝くじの「年末ジャンボミニ7000万(第670回全国自治宝くじ)」は、どうだったでしょうか。

 

予定ユニット数は19ユニット(570億円)で、これは昨年の8ユニットから大幅アップの増枠でした。
予定ユニット数は19ユニットだったが・・・

 

昨年は、この8ユニットから大幅増刷の19ユニットまで増刷されたことを受けて、勝負に出たものと思われます。

 

それでは、年末ジャンボミニ7000万の販売実績を見ていきましょう。

2014年 第670回全国自治宝くじ年末ジャンボ

ユニット数/売り上げ/比率

販売実績

約540億円(前年比率:94.7%)

目標ユニット数(売り上げ)

19ユニット(570億円)

実際のユニット数(ユニット)

18ユニット(540億円)

達成率

94.7%

年末ジャンボミニ7000万の販売実績データは、やや不明瞭です。
ただ、大盤振る舞いをした19ユニットには達しておらず、前年比割れだと推測しています。

 

決して悪い数値ではありませんが、主催者のみずほ銀行側としては、予定ユニット数の19ユニットを増刷すべく用意をしていたことでしょう。
そういう意味では、残念ながら失敗の結果に終わりました。
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ジャンボ宝くじが成功するパターン

ジャンボ宝くじが売り上げ増になり、大成功するのにはパターンがあります。

 

今回の失敗は、単に宝くじファンからその賞金額が飽きられたからです。
1等前後賞合わせて7億円、1等7,000万円は、昨年初登場の時点では新鮮味もあり、特にミニ7000万は売れました。

 

当せん金付証票法が改正されて、宝くじの賞金額が5億円以上になった第617回グリーンジャンボ宝くじでは大いに売れて、この年は各ジャンボ宝くじが史上最高額の販売実績の記録を更新しました。

 

ドリームジャンボ宝くじサマージャンボ宝くじサンキューオータムジャンボ宝くじ年末ジャンボ宝くじどれも達成率が前年比100%超えで、主催者はウハウハだったことでしょう。

 

しかし、次の年も同じ賞金額では、高額賞金の新鮮味も失せて、前年比割れになっています。
売り上げ増を目指すなら、賞金額を見直すしかない。

 

ただ、それだけでは、ジャンボ宝くじの賞金額のインフレーション化が起こるだけです。
事実、2015年の「グリーンジャンボ(第673回全国自治宝くじ)」では、1等前後賞合わせて6億円とグリーンジャンボ史上最高額となっています。

 

とすれば、2015年大晦日の年末ジャンボ宝くじは、1等前後賞合わせて9億円、10億円が見えてきます。
結果、今年のグリーンジャンボ、年末ジャンボはユニットも増刷されて、達成率も100%超えになることでしょう。

 

確かに、詰まるところ宝くじの魅力は賞金額にしかありませんが、これではイタチごっこです。
1等賞金もインフレーション化も魅力的ですが、もっと下位等級にも当てやすくするための戦略を見直し(還元率50%以上を目指す)、新たな改革を起こさなければ、宝くじは衰退の一途をたどるだけだと考えます。

 

宝くじを愛するがゆえに、その点が危惧しています。

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